JEANOME

「服の遺伝子」〜着なくなった服を着たい服に〜

Period

2025年10月 - 2025年12月

Category

Group project

Role

チームリーダ・企画・推進・制作

Team

KIICHI / SUZU /MAMI /MOEKA HIKARU / JIANG / ATUKI

プロジェクト概要

「Project:服の遺伝子 — 循環を可視化するアップサイクル・プロダクトの創出」
「community loops」と神奈川大学・道用ゼミによる共同プロジェクト。服が捨てられず循環し続けるためには、単なる再利用ではなく、その服が持つ背景や物語を「遺伝子」のように次へ繋いでいく必要があると考えました。既存の衣類回収の課題に対し、リサイクル素材の物理的な再構築(リメイク)と、その経緯を記録するデジタル技術を融合させ、服の「遺伝子」を可視化する新たな循環モデルを提案しました。

取り組み内容

1.素材選定と「親近感」のデザイン
青山学院大学の学生団体が回収したデニムの中から、H&M、GAP、UNIQLOといった誰もが持っている「身近なブランド(ドメブラ)」の3本を厳選。あえて日常的なブランドをベースにすることで、誰もがこの「遺伝子の循環」の当事者になり得ることを表現しました。

2.技術と感性の融合による再構築
元のスキニーデニムをベースに、他の2本のパーツを緻密に組み合わせ、トレンド感のあるフレアシルエットへと昇華。オンス(生地の厚み)や色味のトーンを同系色で統一し、素材選定に徹底的にこだわることで、リメイクの枠を超えたプロダクトとしての完成度を追求しました。

3.デジタル・トレーサビリティの実装
「服の遺伝子」を証明するため、プロダクトにNFCタグを内蔵。チームのSEと連携して専用ページを立ち上げ、サーバー構築から新規登録機能まで実装しました。スマホをかざすだけで、その服がどこから来て、どのように生まれ変わったのかという「背景(遺伝子情報)」にアクセスできる仕組みを構築しました。 JEANOME

成果と学び

成果: 物理的なプロダクトの造形美と、デジタルによるストーリーテリングを両立させた点が「循環型ファッションの完成形」として高く評価され、ゼミ内で第1位の評価を獲得しました。

学び: モノとしての「服」だけでなく、その背景にある「情報」をデザインすることが、消費者の愛着を深め、服の寿命を延ばす鍵になることを学びました。異なる専門性(ファッション・制作・SE)を掛け合わせることで、社会課題に対して多角的なソリューションを提示できる自信に繋がりました。

課題と今後の展望: 今回はプロトタイプとして1着のみの制作でしたが、今後は量産体制の構築や、より多くの人が参加できる回収・再構築の仕組みづくりに挑戦したいと考えています。また、NFCタグの活用範囲を広げ、服以外の製品にも応用できる可能性を探求していきたいです。

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